GP8th(2ブロック)/赤青覇道/調整

GP8th、2日間ともお疲れ様でした。

自分はどっちも出ましたがどっちもボコボコ。
それでも回せるだけ回したので2ブロックだけは
いつものように記事を書きます。

①準備

日本一決定戦に出場されてたプレイヤーの方々が
両方の調整はキツかったと言っていたのでGPなら
もっとしんどそうやなと大人数での共有を
考えようとLINEグループを作成。新潟のGPに
出場するたくさんの人が参加してくれたので
こりゃ良い感じになるなーと思っていたら
殆どの人が新生活(高校or大学▶社会人)の関係で
グループがまったく機能しない状態になりました。
危機感が僕を襲った所で最終的に自分含めた
8人で調整グループが産まれ調整開始。
リアルで回す事は各々の住む場所も違かったので
殆どの調整をVaultで行いました。
Vaultだけで400戦以上はやった気がするので
皆付き合ってくれて本当に助かりました。
今までの大型大会が回さない事が敗因だったと
考えていたのでこれは今までの反省を活かしたかな。

②メタゲームの捉え方

コンプリートファイル発売前まではひたすらに
どんなアーキタイプがあるのかを把握しました。
まず自分は青単ムートピアから入る事に。
新弾発売前、メンバーの1人が持ってきたのが
赤白ブランドでしたが元々勝てないと聞いてた通り
ボッコボコにされました。
異常なまでに他アーキタイプにも大きな勝率を
叩き出した所で「赤白ブランドに勝つ」
これが今大会におけるテーマになりました。

③調整~初期~

まず何が赤白に勝てて赤白は何に勝てないのかを
模索する時間が始まりました。同時期に自分達は
覇道を使ったアーキタイプの調整も始めました。

この時点での調整結果

■赤白ブランド

強い

■ジョーカーズ(零赤)

スロットンや行燈を踏むと耐えれるが
その後にジョラゴンまで辿り付かない。
最後まで決まっても仰ぎ1枚で返される。
覇道には盾が強ければ勝つがブランドが
2体以上出るともうきつい。
バラギアラにもそんなに勝てない。

■バラギアラ

赤白に勝てない。ジョラゴンと自身先攻での
赤青覇道にはそれなりに勝つ。
青が入ると赤白にどんどん弱くなる。

■青単ムートピア

赤白に勝てない。覇道に勝てない。

■赤青黒覇道(チェンジザ型)

全体的に勝率が悪い。

■赤青覇道

赤白に勝てない。後攻時バラギアラに勝てない。

初期の環境にいそうなアーキタイプの模索時に
GRを主軸にした緑のジョラゴンを使いましたが
赤白にまったく勝てなく緑のジョーカーズの調整は
完全にここで切りました。
同時にバラギアラを熟知している人間が少なく
完成された構築も練る事が出来なかったので
スパーリングの対象として残しておくだけにして
「コントロール」のアーキタイプ全てを調整対象から
切りました。

④調整~中期~

赤白ブランドをメインに調整する事が続き
自分達は赤青覇道を調整の主軸に決定しました。
まずはひたすらに受けるカードの模索です。
課題はプーンギ+ミクセルorプーンギ+プーンギを
処理出来るカードを積む事。いくつか御紹介。

■マグマジゴク/地獄スクラッパー

ビートジョッキーという種族を持つラッパーです。
フレアor末法の両方から出す事が出来る3打点は
偉いなということでガン積みしました。
この時僕は「その後自分のシールドを1枚~」という
文書が目に入らなかったのでブランドを出せなくなる
事が判明した瞬間に不採用になりました。

■アクアディープス

相手が複数体展開した所にリソースを増やしながら
取り敢えず1打点止めれる所に注目。
フレア▶覇道で2回以上EXを取れるのが理想なので
それを解決出来るのは強いし青が足りないから
助かったーと思いましたがミクセル下の時に
受けとして活躍しなかったので不採用。
リソースを稼ぎたいなら他のカードがあったと思うし
受けとして期待しているのにリソース増やせるだけで
殴れない7/5000のブロッカーを積む気には
なれませんでした。

■ケルベロック

同じくミクセル下での赤白に対する受けとしての
解決になっていないと考え抜きました。
ドープがブロッカーになってブランドと相討ち取れるのは魅力的でしたが後述のカードに枠を譲りました。

■KAMASE

この時はミクセル下の意識が強すぎて出来るだけ
GRのコストを下げていた関係で不採用だったのと
プーンギ下で役に立たない気がするのも
理由だったと思います。同時期にトリムナーを
採用していた関係で干渉されにくいオーラを
選んだっていう感じです。

赤の受けを探している時に1つのカードが目に。
超絶Rushです。1年前の7thでも採用していた
カードですが、どうせ皆知らないし1番これが
期待値高そうだなともう1つ複数体破壊をして
覇道と一緒に突っ込めるGRを出してくれる行燈を
採用した赤青覇道がまず一旦完成。

同時期にメンバーの1人はクローシスカラーの
覇道を触ってくれていたのですが、ランジャ/モンテスピエール/スパイナーを積んだリストで
赤白への勝率は結構高い物でした。
ここで自分達は「周りは何を考えているのか」が
物凄く気になりました。

赤青覇道や白零サッヴァークを7thで持ってきた
人達です。メタゲームへの捉え方を間違っていたら
嫌だということもあって気にしないってのは
無理がありました。

幸いにも赤白ブランドは各地のCSで相当数が
使用し上位入賞を重ねていたので地方のCSは
赤白とそれに勝てるアーキタイプだけだろうと
超絶Rushを隠しながらデッキィCSへ。
回さずに赤白が入賞しているのだけを見て
運ゲーの引きゲークソゲーって言ってた人達へ
最大の感謝。もちろんブレは大きい環境だったけど。

⑤デッキィCS

人数合わせのために行ってたのとカードが足りず
0-6する覚悟で行燈バイナラスロット4の
ジョラゴンを使用しました。
赤白も多かったですが見たいのは赤白以外の
アーキタイプ。気になりながら見に行きましたが
オーラを使ってるんだな~ぐらいの印象で終わりました。どうせ本戦は母数的にも赤白勝つから
予選で何が上がってるかをチェックする事に。

予選1位 ジョラゴン(自分)
予選2位 クローシス覇道(調整メンバー)
予選3位 超絶Rush採用赤青覇道(県外の方)
予選4位 赤青覇道(調整メンバー)

運良く赤白に当たらず6-0したので
調整メンバーの3/4が予選通過。
1位~4位に赤白ブランドがいなかったり
超絶Rushを持ってきた人もいたりで僕的には
相当満足したCSでした。でもやっぱりと言うべきか
マッチ戦になった本戦ではノートリだったり
とんでもない踏み方して負けたりで上位入賞は
出来ず。ブレると負ける時は負けちゃうねで
この日は帰りました。

⑤調整~後期~

覇道の選択に自信を持った自分達はひたすらに
対面勝率を出す事が始まりました。
この時の各アーキタイプの印象は

■赤白ブランド

ブレたらなんだかんだで1番強い。
自身の上振れ+相手の下振れ
でも強い受けはどんどん見つかっているので
少し使用率は下がる。

■赤青覇道

赤白、ジョーカーズ、先攻時のバラギアラ
ムートピアに勝てる。相手が下振れた時は
(盾有効トリガー無)かなり強い。
サッヴァークに勝てない。
※第1候補なので相当な贔屓目入ってたと思います。

■ジョラゴン(零赤)

赤白、覇道に勝てない。
※覇道が第1候補なので相当な(ry

この頃になると殆ど他アーキタイプは調整対象では
なくスパーリング相手と化していたので
平均勝率1番高そうだし赤青覇道で決定だな~
これに勝てそうなバラギアラは赤白に勝てない
だろうしCSで覇道勝たなくてミラー多発は
無さそうだし調整終わりだお疲れ様~
みたいな空気になっていた週の平日。

ザブンプル「僕を戻してジョラゴンを出しても
ジョラゴンはタップされませんよ。」

急いで赤青覇道vsジョーカーズを回し始めたら
勝率が30%を切る事態が発生しました。
しかも赤白ブランドと良い勝負をするという
共有がメンバーからありました。
贔屓目で見てた事がここで災いし結局最終週も
構築を詰める事でいっぱいいっぱいになりました。

ジョラゴンに対しての負けはリソースを削って
ザブとポクを潰していたらハンドが無くなって
その間にジョラゴン2体出されてスロットンの
ストックを溜められ続けてきとーなマンハッタンから
後は物量で返せずに死んでいく感じでした。
この時、末法チュリスを積みやってみましたが
殆ど勝率は変化せず。むしろメタクリ殺せるからと
末法でいった結果ノーヒットしようものなら
自分から投了しに行っているような物だから
末法は意味がないという結論に。
※カマセの枠を超絶に譲ってる事も関係しています。
末法はもちろん強いです。

ここでクローシス覇道をずっと調整していた
メンバーからテック/朧/ザブンを積もうと
提案がありました。テックはマンハッタンの
3ブレイクでジョラゴンを除去できる貴重な
トリガーですしマナに埋めれば朧から
フレア覇道ブランドを揃えられるし悪くないとして
ザブンプルを最後まで信用出来ませんでした。
何も出来ない時に取り敢えず置いておくと
強いのですが、ポク+ザプの盤面を変えられる訳でも
なく不信感を拭えないまま新幹線へ。

最後の最後にザブンプル▶スロットンに変えた
リストをそのメンバーが共有。
赤白への受けが強くなったのは勿論
複数枚のメタカードを退かす事が出来るこの
カードはめちゃくちゃ強いと感じました。

1枚で完結するカードを探して青が不足してる
事からスパイアルだとテンポが取れるとも
言ったのですがバウンスは根本的解決にならないと
言われてしまい却下。
※メンバーの1人が使ってくれて7-2してくれました。

僕はテックとスロットンを信じる事に。
超絶、テック、スロットンの枚数は各々で
決める事にして僕は3/3/3のリストを使う事に。

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1回戦 赤白ブランド ×

相手先攻ブレイズフォースプーンギ轟轟轟×3
15秒ぐらいで投了した気がする。スロットンは
踏んだけど全部ひれ伏せが捲れてた。

2回戦 赤青覇道 ×

超絶の効果知らないやった!!と思いながら
ゴルドーザブランドで殺しに行ったら
KAMASEからドープ。ゴルドーザが除去。
それでもジャスキルだとフルアタック行ったら
ケルベロックからドープ。既に覇道とゴルドーザで
盾を3枚割られていた僕はそのドープ2体に
殴られて負け。

3回戦 赤白ブランド ○

強いトリガーから覇道出し続けて勝ち。

4回戦 赤単ブランド ×

ポップが出たから白無いの有難い
後攻だけど何とかなるやろと思ったら
グレイトソニックハエタタキ轟轟轟×2。マジかい。
テックで返してブランドを除去。
朧出してフレア覇道揃ったからどれか1枚で良いって
思ったら残念ながら耐えなかった。

1-3予選落ち。狙ってたアーキタイプにずっと
当たり続けてたけど残念ながら相手の強い動きを
通してしまって負け。せっかく良いリストに
巡り合わせてもらったのに申し訳ない。
スロットン教えてくれたジャスミンさんは
しっかり上がってました。最強です。

■反省点

僕と2ブロックのメタゲームの話をしてくれた
数人の方々。本当に有難う御座いました。

①緑ジョーカーズを切った事

良くわかんないGRのジョラゴンだけ使って
弱いなんて言っちゃダメでした。
心のどこかでジョーカーズを馬鹿にしてたんだと
思います。凄く勿体無い。

②コントロールを切った事

今のDMはかなりスピードゲームです。
コントロールなんて通常でもまったく回しておらず
リストもプレイも自分は纏められませんでした。

③強いリストを作る事に躍起になっていたこと

プレイが全対面で詰められませんでした。
(特に後攻バラギアラ)皆も時々ミスして
負けたっていうのが調整段階で多くて
次はここも意識しながら回す必要がありそうです。

最後になりますが最後まで調整に付き合ってくれた
7人の調整メンバー。本当に有難う御座いました。
そしてGP2日間で関わってくれた全ての方々に
改めて感謝致します。